生活習慣病とは、日常の生活習慣に起因する病気のことです。
主に、食生活、運動不足、ストレス、睡眠不足などが影響します。
代表的な病気には、糖尿病、高血圧、心臓病、肥満などがあります。
予防には、バランスのとれた食事、定期的な運動、十分な睡眠が必要です。
症状
症状に乏しいです。高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満の症状がそれぞれ出てきます。
こんな症状の時は生活習慣病の項目をご参照ください。
生活習慣病の症状
- 食生活が不規則で、十分な栄養管理が出来ていない
- 運動不足で筋力低下、おなか周りが大きくなってきた
- たばこの本数が多くなってきた
- ストレスで全身のだるさを感じる
- 特定検診等で、メタボリック症候群といわれた
診療内容
問診と身体診察、採血エコーなど
- 診察の手順1
- まず十分な問診で症状と過去の既往歴をチェックします。血圧測定も行います。
- 診察の手順2
- 採血で脂質異常症、糖尿病の有無などをチェックします。
- 診察の手順3
- 必要であれば、上記の疾患の治療を行います。
- 診察の手順4
- 動脈硬化の度合いをチェックするため、血管年齢を測定することも可能です。
糖質(血糖)を調節するインスリンというホルモン(膵臓から分泌される)が不足したり、作用が不十分なために常に血糖が高い状態になっている病気です。
自覚症状に乏しく、重篤な合併症を引き起こす特徴があります。現在患者数は約700万人いるといわれており、増加傾向にあります。
症状
初めはまったく自覚症状がありませんが、血糖が徐々に上昇してくると、全身倦怠感、頻尿・尿量増加、体重減少、口渇などの症状が出現し、合併症による症状も出てきます。
糖尿病の症状
- 体重の変化
- のどが乾きやすくなった
- 尿が多くなってきた
- 全身がだるい
- 進行すると、神経障害、視力の以上、腎不全、昏睡など重篤な合併症が出現します。
血圧とは血管の中の圧力で、高血圧症とは動脈に異常に高い圧がかかる状態で、 ほかっておくと色々な合併症を引き起こします。
現在治療中の患者数は約 700 万人、未治療の人を含めると約 3000 万人いるといわれています。
症状
以下の分類に分けられ治療法を検討していきます。
高血圧の症状
- 本態性高血圧
- 以下の諸要因がなく遺伝素因によるとされており、高血圧の中で最も多いタイプです。
原因ははっきり分かっていません。 - 腎実質性高血圧
- 腎機能が悪くなると血圧が高くなります
- 腎血管性高血圧
- 何らかの原因で腎動脈が狭窄すると、昇圧物質が分泌されて高血圧になります。
- 内分泌性高血圧
- 甲状腺機能亢進症、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫といった甲状腺や副腎の疾患で高血圧になります。
- 心臓性高血圧
- 弁膜症などの心疾患でおこる高血圧
脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の量が正常範囲を超えて多すぎたり、不足していたりする状態を指します。
この状態が続くと、動脈硬化(血管が狭く硬くなること)を引き起こし、心臓病や脳卒中などのリスクが高まります。
主な原因としては、食事や運動不足、遺伝などがあり、治療には生活習慣の改善や、必要に応じて薬が使われます。
症状
脂質異常症自体は、ほとんどの場合自覚症状がありません。そのため、検診や血液検査で偶然発見されることが多いです。
しかし、脂質異常症が長期間続くと、動脈硬化が進行し、これが原因で以下のような症状や疾患が引き起こされることがあります
脂質異常症の症状
- 狭心症:胸の痛みや圧迫感、息切れなど
- 心筋梗塞:激しい胸痛や冷や汗、吐き気
- 脳梗塞:突然の手足のしびれ、言葉が出にくくなるなど
- 末梢動脈疾患:足の痛みやしびれ、冷えなど
このように、脂質異常症自体は症状がないものの、放置しておくと命にかかわる疾患につながる可能性があるため、早期発見と対策が重要です。