むとう日吉が丘クリニック

メタボリック症候群診断

厚生労働省にて公表されている、メタボリック症候群の診断基準となる4つの項目の数値です。自己チェックしてみましょう。

メタボリック症候群の診断基準

①内臓脂肪の蓄積

腹囲(へそ周り)
男性:85cm以上、女性:90cm以上
(男女ともに、腹部CT検査の内臓脂肪面積が100㎠以上に相当)

内臓脂肪の蓄積をチェックします。肥満の判定によく用いられるBMI(体格指数)ではなく、腹囲で判定します。

①の内臓脂肪の蓄積に加えて、下記の2つ以上の項目があてはまると メタボリック症候群と診断されます。

②脂質異常

中性脂肪
150mg/dL以上
HDLコレステロール
40mg/dL未満 のいずれかまたは両方

メタボリック症候群では、過剰な中性脂肪の増加とHDLコレステロールの減少が問題となります。

③高血圧

最高(収縮期)血圧
130mmHg以上
最低(拡張期)血圧
85mmHg以上 のいずれかまたは両方

高血圧症と診断される「最高(収縮期)血圧140mmHg以上 / 最低(拡張期)血圧90mmHg以上」より低めの数値が メタボリック症候群の診断基準となっています。

④高血糖

空腹時血糖値
110mg/dL以上

糖尿病と診断される「空腹時血糖値126mg/dL以上」より低めの数値で、「境界型」に分類される糖尿病の一歩手前が メタボリック症候群の診断基準となっています。