高尿酸血症は、血中の尿酸濃度が異常に高くなる状態です。
通常、尿酸は体内のプリン体が分解されて生成され、腎臓から尿として排出されますが、何らかの理由で排出が不十分になると高尿酸血症になります。
この状態が続くと、痛風という関節の炎症を引き起こすことがあります。
原因には食事(特に肉や魚)、肥満、アルコール、運動不足などがあり、管理には食生活の改善や薬物療法が役立ちます。
症状
高尿酸血症は痛風、動脈硬化、腎機能障害、尿路結石の原因となります。
高尿酸血症の症状
- ある日急に、足の親指の付け根が腫れ上がり激痛がおこります(痛風)
- 尿酸が沈着し、動脈硬化も加わって腎機能が障害されます
- 尿酸の結晶で尿路結石が出来やすくなります
診療内容
問診、採血検査で高尿酸血症が認められた場合、重症度に応じて投薬を行います。
- 診察の手順1
- 問診で症状を聞きます。
- 診察の手順2
- 尿検査で潜血、蛋白などがないかチェックします。
- 診察の手順3
- 採血で尿酸値を確認します。
- 診察の手順4
- 確認終了後重症度に応じて治療方針を立てます。食事、運動療法、薬物療法があります。