過活動膀胱(かかつどうぼうこう)は、膀胱の過剰な活動により、頻繁に尿意を感じたり、急にトイレに行きたくなったりする状態を指します。
主な症状には以下のものがあります。
- 頻尿:通常よりも頻繁にトイレに行くこと。
- 切迫感:尿意が急に強くなり、我慢が難しいこと。
- 夜間頻尿:夜中に何度もトイレに行くこと。
原因はさまざまで、神経系の問題や膀胱の筋肉の異常が関与することがあります。
治療法には、薬物療法や生活習慣の改善、場合によっては手術が考えられます。
症状
急に我慢できないような尿意が出現し、さらに失禁を伴うことがあります。日中の頻尿と夜間の頻尿などが主な症状です。
過活動膀胱の症状
- トイレが気になって仕事に集中できない
- トイレが気になってバスや電車に乗れない、旅行に行けない
- 夜の尿の回数が多くて睡眠が十分とれない
- 尿がもれてしまい、においが気になる
診療内容
問診、尿検査、超音波検査、残尿検査を行います。
- 診察の手順1
- まず十分な問診で過去の脳神経の病気、腹部手術の既往などを聞きます。
様々な症状があるので、気になる症状をすべて聞きます。
- 診察の手順2
- 尿検査で、膀胱炎などないかを調べます。
- 診察の手順3
- 超音波検査で膀胱に別の疾患がないかを調べます。似たような疾患で間質性膀胱炎という病気があります。
その場合は膀胱内視鏡を行わなくてはなりませんが、全員に行うことはありません。
- 診察の手順4
- 以上で過活動膀胱と診断された場合、お薬による治療や、生活習慣の改善と、膀胱機能訓練などの指導を行います。