
糖尿病
糖質(血糖)を調節するインスリンというホルモン(膵臓から分泌される)が不足したり、作用が不十分なために常に血糖が高い状態になっている病気です。自覚症状に乏しく、重篤な合併症を引き起こす特徴があります。現在患者数は約700万人いるといわれており、増加傾向にあります。

症 状
初めはまったく自覚症状がありませんが、血糖が徐々に上昇してくると、全身倦怠感、頻尿・尿量増加、体重減少、口渇などの症状が出現し、合併症による症状も出てきます。
- 糖尿病の症状
- ●体重の変化
- ●のどが乾きやすくなった
- ●尿が多くなってきた
- ●前進がだるい
- ●進行すると、神経障害、視力の以上、腎不全、昏睡など重篤な合併症が出現します。
診療内容
問診、尿検査、採血をおこない診断を行って行きます。
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受診の手順1
問診と、その他合併症
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受診の手順2
もし尿糖が陽性の場合、糖負荷試験を行います。糖負荷試験とは空腹な状態でガムシロップのような糖液を飲んで、血糖の変動を観察します。
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受診の手順3
糖尿病の診断には、 HbA1c測定も用いられます。HbA1cは2か月間の血糖値を反映しており、正常は5.8%以下です。
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受診の手順4
運動療法と食事療法を行っても治療が不十分な場合には、薬物療法 を行います。薬物には内服薬とインスリンの注射があり、内服薬には膵臓からのインスリン分泌を促す薬、インスリン受容体の働きを改善する薬、糖の吸収を遅らせる薬などがあります。